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2011年(平成23年)12月
POPs全般 PCB ダイオキシン類 農薬 その他

POPs全般 PCB ダイオキシン類 農薬 その他

【JESCO】

12/2 PCB含む廃液、所内でまた漏出 豊田の事業所、30リットル回収/愛知県朝日新聞

12/8 室蘭*増設工事の安全祈願*PCB処理施設で起工式北海道新聞
 JESCO北海道事業所では、施設増設工事の起工式が行われてた。PCB汚染物を処理する。事業費は約234億円。新日鉄エンジニアリングなどで構成するJVに発注。2013年6月から稼働する見通し。 
 北海道事業所

12/9 PCB漏出事故、人為ミスが原因 豊田市の安全監視委/愛知県朝日新聞
12/9 PCB漏えい原因 洗浄槽の部品破損 豊田の処理会社中日新聞
12/21 JESCO PCB廃棄物 期限までに処理間に合わず(化学工業日報
 JESCOが処理施設の能力増強など促進策の試案をまとめた。しかし、これらをすべて実施しても、PCB措置法で定める2016年7月までに完了させるのは不可能ということ。特措法の改正が必要な事態となっている。

12/25 PCB廃液また漏出 豊田の事業所で計2600リットル/愛知県朝日新聞
 JESCO豊田事業所は1日、施設内でPCB廃液が漏出したと発表。11月の定期点検で交換した洗浄ラインの廃液バルブの弁の組み立てが不適切だったため。廃液濃度は2.1ppm。施設外への漏出はない。
 さらに24日、洗浄槽のドラムを回して液を絞る工程で、ふたの隙間から38.2ppmのPCB廃液が漏出したと発表。
 豊田事業所
     プレスリリース
     攪拌洗浄エリアにおける洗浄排液の漏洩について(12/1)
     撹拌洗浄エリアにおける洗浄排液漏洩の原因と対策について(12/8)
     攪拌洗浄エリアにおける洗浄排液の漏洩について(12/24)

【処理】

12/1 神鋼環境ソリューション、12年度から微量PCB汚染油再生事業開始(化学工業日報
 神鋼環境ソリューションは、2012年度から微量PCB汚染絶縁油の再生事業を開始する。汚染機器内部を絶縁油で循環洗浄し、水素化脱塩素精製法(HDR法)で化学分解する。HDR法は水素化触媒の存在下で微量PCB汚染絶縁油に水素ガスとアンモニアを加え、約300度C、圧力約3.4MPaで脱塩素化する。将来的には移動式の装置を使っての事業も検討。

12/8 エコプライズ、光触媒でPCBを洗浄する技術確立日刊工業新聞
 
エコプライズ(名古屋市)は、光触媒でPCBを洗浄処理する技術を確立し、2012年3月をめどに事業化するということ。

12/14 港北区の遊水地の汚染土壌を無害化へ、総事業費は17億円/横浜神奈川新聞
 横浜市は14日、港北区の"ワールドカップ大橋"の工事で見つかった汚染土壌の無害化処理を行うため、年明けから作業を始め、2012年度中には完了する見通しと発表。
 1999年、PCBやダイオキシン類などが混ざった異物混入土は、鶴見川多目的遊水地整備とワールドカップ大橋の工事で確認。産廃が投棄された農地で、混入土約10万m3のうち、保管され続けてきた基準値を超える5500m3の汚染土壌を高熱処理する。総事業費は17億円で、横浜市の負担額は約3.2億円。
 国交省関東地方整備局
     鶴見川多目的遊水地事業 > 土壌処理対策について


【汚染】

12/13 PCB含む絶縁油漏れる 九戸村 人体に影響なし岩手日報
 東北電力は12日、岩手県九戸村の柱上トランスからPCB絶縁油が漏えいしたと発表。岩手県内では2011年度に柱上トランスの絶縁油漏れ3件のうち2件にPCBが混入していたことになる。

12/21 PCB:20校で保管 10市町、来年6月までに処理/沖縄琉球新報
 沖縄県内の10市町の学校20校で蛍光灯安定器やトランスなどのPCB廃棄物が保管されている。2012年6月までにJESCO北九州事業所に移動し、処理される予定。
 沖縄県環境整備課

12/27 紛失:PCBの蛍光灯安定器58個を 倉敷工に保管/岡山毎日新聞
12/27 PCB機器紛失、誤廃棄か中国新聞
 岡山県教育員会は26日、県立倉敷工業高校(倉敷市)に保管されていたPCB含有蛍光灯安定器58個を紛失したと発表。 00年度末に校内に92個あるのを確認していたが、今年11月に無害化して処分する準備をした際、34個しか見つからなかった。他の廃棄物と一緒に破棄されたらしいとのこと。
 
岡山県教育委員会発表
    
PCB使用器具の紛失について(12/26)

12/29 有害PCB含む変圧器を誤廃棄 池田の府施設/大阪府
朝日新聞
 大阪府は28日、府池田子ども家庭センター(池田市)で2007年3月、空調設備の更新時にPCB含有トランスを誤って破棄していたと発表。
 大阪府福祉部発表(12/28)
     微量ポリ塩化ビフェニル(PCB)に汚染された絶縁油を含むトランスの搬出について(池田子ども家庭センター)


【その他】

12/1 カネミ油症:悲惨な事件、後世へ 三井楽中で出前講座--五島/長崎毎日新聞
 長崎県五島市の三井楽中でカネミ油症出前講座が開催された。講師は県健康政策課で被害者の医療・生活相談の担当者。"官製講座"は全国初。

POPs全般 PCB ダイオキシン類 農薬 その他

12/1 東ソー工場爆発:周南の6地点、県が土壌調査/山口毎日新聞

12/2 東大阪の汚染土壌:深さ10メートル超 新施設の工法検討へ/大阪毎日新聞
 東大阪市と大東市でつくる「東大阪都市清掃施設組合」のごみ焼却施設跡地から環境基準を上回るダイオキシン類が検出された問題で、同組合は、敷地内の重金属など有害物質による汚染土壌の深さが最大10m以上に達しているとの調査結果を明らかにした。
 汚染土壌の量は重金属で2万5420m3以上、ダイオキシン類で1100m3に上る見通し。組合ではごみ焼却施設の建替え計画を進めており、対策検討委員会で土壌・地下水汚染対策等が検討されている。
 東大阪都市清掃施設組合「新清掃工場建設関連のお知らせ」

12/6 ダイオキシン調査で基準以下中国新聞
12/10 ダイオキシン:隅田川工事現場で検出 環境基準の3倍強/東京毎日新聞
12/10 新たに3カ所で基準超 隅田川底のダイオキシン中日新聞
 東京都中央区の築地市場に隣接する隅田川の底質から基準を超えるダイオキシン類が検出された問題で、都が再調査した結果が公表。新たに3カ所で基準を超えるダイオキシン類が検出(最大460pg-TEQ/g)。現地では「環状2号線隅田川橋りょう」工事が計画されている。
 対岸には隅田川の水をろ過・殺菌利用している中央卸売市場があり、ろ過水を調査した結果、0.063pg-TEQ/Lで基準以下であった。今後は、対策が必要な範囲と工法を確定して、工事が進められる。
 東京都 報道発表資料 (12/9)
    「環状第2号線隅田川橋りょう(仮称)下部工事における底質調査等の結果について」

12/10 建設工期が半年遅れ、次期ごみ焼却施設/平塚神奈川新聞
 ごみ焼却施設の老朽化で次期施設「仮称・環境事業センター」が予定されている敷地内で基準を超えるダイオキシン類が検出されたため、汚染土壌除去などで工事が半年遅れとなり、13年4月からの稼働開始予定も遅れる見通しとなった。
 平塚市 環境事業センター

12/13 東ソー工場爆発:土壌と海水ダイオキシン、環境基準を下回る-周南市調査/山口毎日新聞

12/15 枯れ葉剤証言:北谷町が環境調査へ沖縄タイムス
 1960-70年に沖縄県内の米軍基地でダイオキシンを含む枯れ葉剤を散布、貯蔵、運搬したと退役軍人らが証言している問題で、北谷町はハンビー地区周辺で環境調査の実施を決定。調査方法は県などと相談して決める。地元の不安を払拭するため、まず町が実施する動きとなった。

12/20 東ソー工場爆発:県が「安全宣言」海と大気調査、基準下回る/山口毎日新聞
12/20 東ソー工場爆発:通報系統一本化を 周南で連絡会議 下松、防府市も対象に/山口毎日新聞
12/20 ダイオキシン 基準値下回る 周辺海域調査中国新聞
 山口県周南市の東ソー南陽事業所の塩ビモノマープラントが爆発、炎上した事故を受け、県や市は、同市内土壌や周辺海域のダイオキシン類を調査。大気についても市役所屋上で調査を始めた。土壌、海水はいずれも基準以下。東ソーの独自に行った調査でも、土壌、海域、事業所排水のいずれも基準以下。
 また、防災対策連絡会議の第2回会合が開催され、災害情報を共有するため、周南地区の事故発生時の通報系統の一本化が提起された。
 山口県 報道発表資料 (12/19)
    「東ソー(株)南陽事業所に係るダイオキシン類調査(水質)について」

12/31 枯れ葉剤埋却の証拠ないと報告/韓国で米韓調査団沖縄タイムス
 米韓合同調査団は、聞き取りや関係機関の文書を調べた結果、枯れ葉剤埋却の証拠はないとの最終報告書を発表。

POPs全般 PCB ダイオキシン類 農薬 その他


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12/21 エコチル調査:子どもの長期追跡疫学調査、放射線の影響も対象-環境省毎日新聞
 環境省は、エコチル調査の対象に東京電力福島原発事故による放射線の影響も加える方針を明らかにした。放射線影響の調査は、福島県が事故後、全県民約200万人を対象に始めた健康調査から、妊婦の推定被ばく線量に関する記録の提供を受け、エコチル調査が対象とする疾患との関係を調べる。
 環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」



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