日本POPsネットワーク > POPs関連ニュース > 2016年10月
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2016年(平成28年)10月


10/7 環境省、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約に基づく国内実施計画を改定 (EICネット)
 環境省は、残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約の対象物質の追加等を踏まえ、同条約に基づく国内実施計画を改定した。 また、平成24年に策定した国内実施計画の点検も併せて実施し、発表した。
 環境省 報道発表資料(10/7)


10/1 旧能代産廃処理センター 地下の水からPCB 基準超も、県が検査強化 /秋田 (毎日新聞)
10/1 旧能代産廃、排水からPCB初検出 環境基準は下回る (秋田魁新報)
10/4 排水からPCB 初検出、国基準は下回る 旧能代産廃処理センター /秋田県 (朝日新聞)
 秋田県能代市浅内の旧能代産業廃棄物処理センターの排水から9月、微量の有害化学物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)が検出されていたことが30日までに分かった。水質検査でPCBが検出されるのは初めて。環境基準を下回っていたが、県は下水道への放流を一時停止した。

10/11 PCB不法投棄者特定できず民事調停へ 県の手落ち指摘する声 (伊勢新聞)
 桑名市内の河川敷で有害物質のPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含んだ油が流出した問題で、県が油を埋め立てたとされる相手方との民事調停に踏み切ろうとしている。

10/19 油回収求め民事調停へ 三重県、産廃跡地問題でコスモ石油に (中日新聞)
10/20 県議会 コスモ石油との調停議案可決 補正予算案など全会一致 (伊勢新聞)
 桑名市五反田の河川敷に有害物質のPCB(ポリ塩化ビフェニル)を含んだ油が流出した問題で、三重県議会9月定例月会議は19日、県が油を埋め 立てたと推認している「コスモ石油」(東京)に対し、油の回収と処理を求める民事調停を申し立てる議案を全会一致で可決した。

10/22 PCBが入ったコンデンサー盗難 松前町の会社 /愛媛県 (朝日新聞)


10/7 環境省、ダイオキシン類環境測定調査受注資格審査手続きを公表 (EICネット)
 環境省では、ダイオキシン類の環境測定の信頼性を確保するための措置の一環として、環境省が実施するダイオキシン類の環境測定を伴う請負調査について、あらかじめ測定分析機関の審査を行い、受注資格があると認めた機関に対して競争入札等の参加を認めている。本年度の受注資格審査の手続を公表した。申請期間は、平成28年11月11日(金)~11月17日(木)。
 環境省 報道発表資料(10/7)

10/17 清水建設、ベトナムの枯葉剤汚染土壌を自社洗浄技術で無害化できることを確認 (EICネット)
 清水建設は、ベトナムの枯葉剤(ダイオキシン)で汚染された土壌を自社の洗浄技術で無害化できることを確認した。同国の汚染土壌の大半を占めるとみられる汚染レベルで、ダイオキシンの除去率が95%となり、洗浄した土壌の7割程度が再利用可能な水準の浄化土に再生できる。日本に持ち帰ったダイオキシン汚染土壌の洗浄実験で実証した。
 清水建設 プレスリリース

10/18 小型焼却炉、バリ出荷 トマス技研 年明け供用開始 (琉球新報)
 小型焼却炉の開発・製造を手掛けるトマス技術研究所(うるま市、福富健仁社長)がこのほど、インドネシア・バリ島向けに小型焼却炉「チリメーサー」と建屋一式を初出荷した。11月中旬にバリ州都にあるワンガヤ市立総合病院に焼却炉を設置し、年明けの供用開始に向けた試運転を始める。
 「チリメーサー」は特許技術の燃焼制御方法によって煙まで完全燃焼させ、タイヤを燃やしても無煙で、ダイオキシンも法規制の50分の1まで抑制する。

10/20 枯れ葉剤被害のドクさん、広島を初訪問「核兵器廃絶を」 (朝日新聞)
 ベトナム戦争で米軍が使用した枯れ葉剤の影響で、結合双生児として生まれたベトナムのグエン・ドクさん(35)が20日、広島市の平和記念公園を初めて訪れた。原爆死没者慰霊碑に献花し、戦争の被害に苦しむ人が二度と出ないよう祈りを捧げた。
 ドクさんは1981年、兄ベトさんと下半身がつながった状態で生まれた。親がダイオキシンを含む枯れ葉剤を浴びた影響とみられる。88年に分離手術を受けた。その後結婚して父親となったが、兄は2007年に亡くなった。

10/20 エコ技術、アジアに売り込め ごみ処理・水道で官民連携 (朝日新聞)
 ベトナムの首都ハノイ近くで9月中旬、同国初の産業廃棄物の焼却プラントが動き始めた。ハノイ市と日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による政府間事業だ。
 施設は1日75トンの産廃を燃やせる。プラントを運転するハノイのごみ処理公社が1日に扱う産廃の4分の3に当たる。排熱を使って発電もでき、空気中へのダイオキシンの排出量も基準値の20分の1以下に抑えられる。試運転を重ね、12月中の本格稼働をめざす。

【大阪・豊能ダイオキシン問題】

10/4 ダイオキシン汚染物撤去 神戸市が残業代請求へ (神戸新聞)
10/6 豊能ダイオキシン 廃棄物処分 神戸市、豊能環境組合に330万円請求へ /大阪 (毎日新聞)
 神戸市が豊能郡環境施設組合に請求する市環境局職員の残業代などが最大で約300万円になることが4日、分かった。市によると、請求するのは職員の残業代のほか、処分場で行った放流水と大気の検査や、西区で開いた住民説明会にかかった費用。近く組合と正式に協議し、請求額を決める。

10/13 豊能町が第三者委員会を設置へ (産経ニュース)
10/14 豊能ダイオキシン問題調査に第三者委 町長、無害化は「財源に問題」 /大阪 (毎日新聞)
10/19 ダイオキシン問題「完全無害化へ」第三者委員会設置を全会一致で可決 大阪・豊能町議会 (産経ニュース)
 豊能町の池田勇夫町長は18日、臨時議会に出席し、町内に仮置きされている廃棄物を「全力で完全無害化に向け取り組んでいく」と表明。弁護士や学識経験者ら第三者による同問題の調査委員会を設置する条例案を提案し、全会一致で可決された。

10/27 「仮置き」2年延長 ダイオキシン廃棄物 大阪・豊能郡環境施設組合 (産経ニュース)
10/28 ダイオキシン汚染物、一時保管を2年延長 (読売新聞)
10/29 大阪)廃棄物の保管期間2年延長 豊能郡環境施設組合 (朝日新聞)
 豊能郡環境施設組合は27日、神戸市西区の最終処分場で無断処分した後に撤去し、豊能町役場周辺で一時保管しているダイオキシン汚染物について、今月末に迎える保管期限を、2018年10月末まで2年間延長することを決めた。




10/11 環境省、水銀等による環境の汚染の防止に関する計画(案)を取りまとめ (EICネット)
 環境省は、「水銀等による環境の汚染の防止に関する計画(案)」について、平成28年7月21日から8月22日まで実施したパブリックコメントの結果を踏まえた計画案を公表した。
 環境省 報道発表資料(10/11)