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2017年(平成29年)9月




9/4 東京都、高濃度PCB廃棄物の収集運搬に助成金 中小企業は50% (環境ビジネスオンライン)
 東京都は8月31日、高濃度PCB廃棄物の収集運搬等に要する費用を助成する事業を開始すると発表した。 助成対象者は、都内において高濃度PCB廃棄物を保管している中小企業者など。対象経費は、中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)東京PCB処理事業所へ搬入する高濃度PCB廃棄物の収集運搬などに要する経費。
 東京都環境局 高濃度PCB廃棄物収集運搬支援事業の開始について (8/31)
    (公財)東京都環境公社 東京都高濃度PCB廃棄物収集運搬支援事業

9/6 安全・安心対策に8.6億円 浜松市9月補正予算案 (静岡新聞)
 浜松市は2017年度一般会計に20億2300万円を追加する9月補正予算案を発表した。遠州灘海岸の防潮堤整備に使用する土砂の運搬ルートの舗装修繕や通学路の安全対策、交通事故多発地点の改良費などに約8億6800万円を計上し、安全・安心対策を強化する。安全・安心対策には、PCBが含まれている道路照明灯や橋の塗料の実態調査に1億2200万円を盛り込んだ。
 浜松市 平成29年度9月補正予算案

9/19 平成29年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(LED照明導入促進事業)の3次公募を実施 (EICネット)
 環境省は、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(LED照明導入促進事業)の執行団体である(一社)環境技術普及促進協会が、当該補助金の3次公募を開始すると発表した。当事業は、小規模な地方公共団体や商店街の街路灯等のLED照明の調査・導入及びPCB使用照明器具のLED照明への交換に要する経費の一部を補助するもの。
 環境省 報道発表資料(9/19)

9/20 ペットボトルや生ゴミ、海岸漂着物由来か? オカヤドカリ、体内に高濃度有害物質 (沖縄タイムス)
9/20 天然記念物に有害物質 オカヤドカリ体内 プラごみの可能性 (琉球新報)
 沖縄県が2015年度に実施した海岸漂着ごみの調査の一環で、県内沿岸の甲殻類を調べたところ、国の天然記念物オカヤドカリ類の体内から高い濃度のPCBが検出されていたことが分かった。県は有害物質が体内に取り込まれた経緯は分かっていないが、ごみの多い海岸ほどオカヤドカリの筋肉・内臓から高い濃度のPCBが検出されたため、プラスチック由来の影響である可能性を示した。
 県は前年度までの調査結果を踏まえ、本年度は海岸漂着物に含まれる有害物質や生物に与える影響などを詳しく調べる。

9/25 環境省、PCB廃棄物の保管量・使用量を公表(2015年度) (環境ビジネスオンライン)
 環境省は9月21日、2015年度のPCB廃棄物の状況について取りまとめ公表した。 同省は、都道府県でPCB廃棄物を保管する事業者から届出のあった、PCB廃棄物の種類ごとの保管量と、PCB使用製品の種類ごとの使用量を集計したものを全国集計した。
 環境省 報道発表資料(9/21)

9/29 環境省広報誌「エコジン」10・11月号発行 (EICネット)
 環境省は、広報誌「エコジン」の10・11月号を発行した。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会で使用される約5,000個の金・銀・銅メダルを、全国から集めたリサイクル金属で作ろうという「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を始め、小型家電リサイクルについて特集する。  第2特集では、強い毒性と健康被害が明らかになり、日本では45年前に製造が禁止された化学物質「PCB」についてわかりやすく解説する。
 環境省広報誌エコジン  10・11月号(HTML5版) (PDF版)

9/30 食品公害、苦しみ今も カネミ油症事件の企画展、兵庫で (朝日新聞)
 カネミ油症事件が明るみに出て来年10月で50年。節目を前に事件を知り、食や環境の安全を考えようと、原因物質のPCBが製造された高砂市で、来月2日から企画展が催される。14日には各地の油症被害者10人が現状を訴える集会もある。


9/8 恵庭市のごみ焼却施設、2020年4月の本稼働に向け地鎮祭 (苫小牧民報)
 恵庭市の新たなごみの焼却施設の建設工事に向けて7日、中島松の建設予定地で地鎮祭が執り行われた。市内では2002年にダイオキシン問題で基準を満たさなくなった旧焼却施設が休止後、可燃ごみが埋め立てとなっており、長年の課題だった案件が、20年3月完成、同年4月の本格稼働を目指し工事がスタートした。

9/9 中国、欧州産ソフトチーズの輸入禁止 EU反発 (CNN)
9/11 中国「カマンベールなどのソフトチーズ輸入禁止」細菌の悪影響懸念 (Exciteニュース)
 中国駐在の欧州連合(EU)代表部は9日までに、中国当局がフランスのカマンベールなど欧州産のソフトチーズの輸入を全面禁止する措置を打ち出したと発表した。同代表部の報道担当者は、禁止理由に説得力はなく、中国内で生産された同一のチーズは安全と判断していると反論した。
 中国当局によるチーズ輸入の中断は過去にもあった。2014年には英国内の工場での衛生管理基準が不十分として同国産チーズの輸入を差し止めた。08年にはイタリア当局が発がん性物質のダイオキシン汚染の恐れがあるとしたモッツァレラチーズのリコールを発表後、輸入を禁止した。

9/13 大阪・ダイオキシン問題で元豊能・能勢町長を提訴 重大な過失、9650万円支払い求める (産経ニュース)
9/13 ダイオキシン無断埋め立て問題 豊能・能勢前町長2人を提訴 (MBS)
9/13 前町長に賠償請求、能勢ダイオキシン問題提訴 (読売新聞)
9/13  豊能ダイオキシン 前町長に賠償求め提訴 環境組合 /大阪 (毎日新聞)
 豊能、能勢両町でつくる豊能郡環境施設組合がダイオキシン汚染物を神戸市の処分場に無断で埋め立てた問題で、組合は12日、当時の管理者の前豊能町長と副管理者の前能勢町長に対し、廃棄物の埋め立て処理費9650万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。

9/12 佐賀県、平成28年度ダイオキシン類調査等の結果を公表 (環境展望台)
 佐賀県記者発表資料 平成28年度ダイオキシン類調査結果をお知らせします(9/12)
9/15 滋賀県、平成28年度廃棄物焼却炉等のダイオキシン類測定結果を公表 (環境展望台)
 滋賀県報道資料 平成28年度廃棄物焼却炉等のダイオキシン類測定結果について(9/15)
9/15 滋賀県、平成28年度ダイオキシン類の自主測定結果を公表 (環境展望台)
 滋賀県報道資料 平成28年度ダイオキシン類の自主測定結果について(9/15)
9/16 三重県、平成28年度ダイオキシン類環境調査結果を公表 (環境展望台)
 三重県報道発表資料 平成28年度ダイオキシン類に係る環境調査結果を公表します(9/16)

9/19 ビエンホア空港のダイオキシン除染プロジェクトが始動 (VIET JO)
 ベトナム国防省は16日、東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港のダイオキシン除染プロジェクトを始動した。プロジェクトの完了は2020年。
 ベトナム戦争当時、米軍はビエンホア空港に大量の枯葉剤を備蓄し、1969年12月から翌年3月までの間に2万7500Lの枯葉剤漏出事故を起こした。これにより、同空港のダイオキシン汚染は深刻なものとなっている。

9/22 清川クリーンセンター 1カ所で基準値超え (タウンニュース)
 神奈川県の清川村が8日、宮ヶ瀬の清川クリーンセンターで8月に行ったダイオキシン類土壌調査の結果を公表した。場内16カ所のうち、1カ所で環境基準値を超える数値が検出された。村によると、環境基準を超えた値が検出された原因は特定できていないが、1カ所だけ極端に高かったことから、局所的なものと推測されるという。
 清川村 清川クリーンセンターのダイオキシン類土壌調査結果等について(9/8)

【高島市環境センターダイオキシン問題】
9/5 「賠償請求不当」と職員主張 滋賀・高島ダイオキシン問題 (京都新聞)
9/6  高島市環境センター 焼却灰違法処分 「求償請求は不当」 元職員12人、市提訴方針に /滋賀 (毎日新聞)
 高島市環境センターの基準を超えるダイオキシンを含む焼却灰違法処分問題で市から不要な支出を招いたとして計529万円の支払いを求められている元職員12人が5日、同市の提訴方針に対し「国家賠償法に基づく求償請求は不当」と訴えた。

9/15 元職員への訴訟は否決 ダイオキシン隠しで高島市議会総務委 (中日新聞)
9/15  高島市環境センター ダイオキシン問題 元職員に求償提訴否決 議会総務委 /滋賀 (毎日新聞)
 高島市環境センターが国の基準値を超えたダイオキシン類を含むばいじんを搬出した問題で、事実の隠蔽に加担したとして関係元職員に対し損害賠償を求める訴訟提起の議案が、14日の市議会総務委員会で賛成少数で否決された。

9/29  高島市環境センターダイオキシン問題 求償提訴、本会議も否決 損賠議案は可決 /滋賀 (毎日新聞)
 高島市議会は9月定例会最終日の28日、本会議を開き、市環境センターの基準超過ダイオキシン問題に関係した元職員に対し国家賠償法に基づき求償請求する提訴議案を否決した。技術指導した業者に民法に基づき1150万円の損害賠償を請求する提訴議案は可決した。両訴訟の費用を計上した一般会計補正予算案は無修正のまま原案通り可決し、提訴案件と予算にねじれが生じた。




9/12 カナダ、海洋のプラスチックごみに対処するためCleanSeasキャンペーンに参加 (EICネット)
 国連環境計画(UNEP)は、海岸線の長さが世界最長のカナダが国連のCleanSeasキャンペーンに参加し、海洋のプラスチックごみに対処することを世界環境教育大会中にバンクーバー水族館でのオーシャンワイズ(海洋資源を大切にする)プログラムで正式に発表したと伝えた。プラスチックごみは毎年約800万トンが海洋に流出しており、対策を施さなければ2050年には海洋中のプラスチックごみは魚の量を超えるといわれる。
 UNEP Press release (9/12)

9/13 ドイツ、海洋廃棄物円卓会議、進む海洋廃棄物汚染について警告 (EICネット)
 ドイツ連邦環境省は、北海、バルト海における海洋廃棄物問題に取り組む円卓会議において提出された中間報告書を公表した。ここでは、人間により投棄された廃棄物による海洋環境は許容できない状態で問題を起こしていることが示されている。廃棄物の大部分がプラスチックであるという。この問題は世界的な状況であり、最重要な地球環境問題のひとつであるとしている。
 ドイツ連邦環境省Press Releases(9/13)

9/20 基準値超える水銀摂取 金鉱山のイ人女性労働者 調査対象67人の97%  国際環境団体 胎児の発育に影響 (じゃかるた新聞)
 水銀汚染の可能性が指摘される25カ国の金鉱山労働者や工業地帯住民の女性約千人を対象にした調査で、インドネシアの調査対象者67人のうち65人が健康被害の原因となり得る量の水銀を日常的に摂取していることが分かった。有機水銀を体内に蓄積した魚介類摂取や金精製作業時の水銀吸引が原因とみられ、調査を実施した国際環境団体は警鐘を鳴らしている。