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2020年(令和2年)11月


11/8 泡消火剤流出半年 PFASの指針下回る 10月採水、宇地泊川46分の1に (琉球新報)
 有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を含んだ大量の泡消火剤が、4月10日に米軍普天間飛行場から基地外に流出した問題で、琉球新報は事故から半年後の10月10日に宜野湾市周辺の水を採取し、京都大学の原田浩二准教授(環境衛生学)に分析を依頼した。事故直後は高濃度だったPFOSとPFOAの合計値は、5月調査に続いて国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を下回った。

11/11 環境省と国連工業開発機関、気候変動緩和など環境協力を促進 共同宣言に署名 (環境ビジネスオンライン)
 環境省は11月10日、開発途上国などの持続的な経済の発展を支援する国際連合工業開発機関(UNIDO)と、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、環境協力に関する共同宣言に署名したと発表した。これにより、特に気候変動の緩和や廃棄物管理、残留性有機汚染物質の削減、水銀のライフサイクルマネジメント等の分野において、環境省とUNIDO間で知見の共有等を通じて、緊密な連携を促進していく。

11/12 府中・国分寺市の水道水汚染問題受け 都に多摩地区住民、大規模検査を提言 (東京新聞)
 水道水汚染が指摘された府中、国分寺両市の住民の血液検査で、有害化学物質の血中濃度が全国平均の1.5~2倍超だったとして、検査したNPO法人「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」が11日、都に多摩地区の住民の大規模な血液検査などを求める提言書を出した。
 NPO法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議 

11/24  (環境展望台)
 環境省は、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)に基づく国内実施計画」の改定等を公表した。POPs条約では、条約に基づく義務を履行するため、締約国に国内実施計画を作成し締約国会議に提出することを義務づけており、新たな物質が追加された場合には改定することとされている。
 環境省 報道発表資料(11/24)


11/29 愛媛大・野見山准教授ら ニホンザルの胎児の脳から水酸化PCB検出 (愛媛新聞)
 愛媛大沿岸環境科学研究センターの野見山桂准教授(環境化学)らの研究グループがこのほど、ニホンザルの胎児の脳から有害物質のPCBが体内で変化した水酸化PCBを検出したと発表した。

【カネミ油症】
11/11 カネミ油症 東海初の被害者団体、3者協議参加へ /静岡 (毎日新聞)


11/5 高知大、高知県立大に爆破予告疑い 奈良の阪大院生を逮捕 (高知新聞)
 高知大や高知県立大に爆発物を仕掛けたとインターネットの掲示板に書き込んだとして、警視庁捜査1課は4日、威力業務妨害の疑いで、大阪大の大学院生、福山紘基容疑者(22)を逮捕した。ネットの掲示板には「両大学の主要建造物を8月7日午後3時に爆破し、キャンパス最寄り駅でダイオキシンを散布する」などと書き込まれていた。

11/24 米大統領補佐官が訪越、地域の平和維持など協力確認 (VIET JO)
 ベトナムを公式訪問していた米国のロバート・オブライエン大統領補佐官は21日、グエン・スアン・フック首相と会談した。フック首相は、自然災害に見舞われたベトナム中部に対する米国の積極的な支援に謝辞を述べ、新型コロナウイルス感染症対策における越米両国の密接かつ効率的な協力、ビエンホア空港(東南部地方ドンナイ省)のダイオキシン除染プロジェクトや地雷・不発弾の除去、枯葉剤被害克服などにおける米国の取り組みを評価した。




10/28 欧州化学物質庁、SCIPデータベースを公開 (環境展望台)
 欧州化学物質庁(ECHA)は、高懸念物質(SVHC)としてREACH規則認可対象候補物質リストに収載された化学物質を含有する成形品(SCIP)のデータベースが使用可能となり、企業は自社の成形品に含まれるSVHCに関するデータを提出できるようになったと発表した。
 ECHA News (10/28)

11/5 国連環境計画、プラスチック汚染の削減目標を達成するにはさらに努力が必要と報告 (環境展望台)
 国連環境計画(UNEP)とエレン・マッカーサー財団は、New Plastics Economy Global Commitmentの活動に関する2回目の年次報告書「Global Commitment 2020 Progress Report」を発表した。2018~2019年の間に、リサイクル材を含んだプラスチック包装が前年比22%増の6.2%へ増加し、使い捨てのビニール袋やストローなどの段階的な廃止が進展するという2つの重要な動きがあったものの、再利用可能な包装の増加は限定的で1.9%と低いままであり、使い捨て包装材を減らす動きは紙への代替や包装材を薄くする軽量化の動きが中心であった。
 UNEP Press release (11/6)

11/6 イラストも描く京大名誉教授 環境カレンダー30年で幕 (朝日新聞)
 廃棄物問題の研究で知られ、環境をテーマにイラストや漫画も描いている京都大学名誉教授の高月紘さん(79)が作る「環境カレンダー」が、30周年の2021年版で終刊となる。ダイオキシンや気候変動など、移り変わってきた問題を30年間、描き続けてきた。
 ハイムーン工房(高月紘のギャラリー) 

11/30 環境省、G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組に基づく、第2次G20海洋プラスチックごみ対策報告書を公表 (環境展望台)
 環境省は、G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組に基づく、第2次G20海洋プラスチックごみ対策報告書を公表した。
 環境省 報道発表資料(11/30)