PCB

2.処理実績一覧表 | 4.監視委員会等の状況

PCBの適正処理(技術、実績、処理施設)

1.認定済みの処理技術

化学処理による廃PCB等(液状PCB廃棄物)の分解

表◎ 廃PCB等(液状PCB廃棄物)を化学的に分解する処理方式
処理技術 概要
脱塩素化分解 PCBの分子を構成している塩素とアルカリ剤等を反応させてPCBの塩素を水素等に置き換える方法
水熱酸化分解 超臨界水(温度と圧力を調整して反応性を高めた水で、液体でも気体でもない状態にした水です)や超臨界状態に近い水によってPCBを塩、水、二酸化炭素に分解してしまう方法
還元熱化学分解 還元雰囲気条件の熱化学反応によってPCBを塩、燃料ガスに分解してしまう方法
光分解 紫外線でPCBを構成している塩素を取り外してPCBを分解してしまう方法
プラズマ分解 アルゴンガス等のプラズマ(気体分子が高度に電離した状態)によってPCBを二酸化炭素、塩化水素等に分解してしまう方法

洗浄・分離について
 高圧トランス等の容器や内部部材に付着したり染みこんだりしているPCBの処理方法としては、溶剤洗浄法や、真空加熱分離装置による分離法があります。(なお、PCB油の処理方法の中には、容器や内部部材からのPCBの除去も行えるものがあります。)

化学処理によるPCB汚染物(固形状PCB廃棄物)の分解
 PCB汚染物(固形状PCB廃棄物)を分解する処理方式としては、水熱酸化分解、還元熱化学分解、機械化学分解、溶融分解があります。

(以上、JESCOウェブサイトより抜粋)

評価済PCB処理技術一覧[PDF](2015.10現在)
(公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団ウェブサイト「産廃情報ネット」より)

2.処理実績一覧表



4.監視委員会等の状況

北九州市PCB処理監視会議
(事業主体:JESCO北九州、事務局:北九州市) 2002年2月設置

大阪市PCB廃棄物処理事業監視会議
(事業主体:JESCO大阪、事務局:大阪市) 2003年9月設置、2013年10月廃止

豊田市PCB処理安全監視委員会
(事業主体:JESCO豊田、事務局:豊田市) 2003年10月設置

東京ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業環境安全委員会
(事業主体:JESCO東京、事務局:JESCO) 2004年10月設置

室蘭市PCB 廃棄物処理事業監視市民委員会
(事業主体:JESCO北海道、事務局:室蘭市) 2003年8月設置、2005年9月に北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議へ拡充

北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議
(事業主体:JESCO北海道、事務局:北海道および室蘭市) 2005年9月設置

半田市PCB処理監視委員会
(事業主体:日本車輌、事務局:半田市) 2004年7月設置、2008年6月廃止